発熱や風邪症状を認める職員の職場復帰

新型コロナウイルス(発熱や風邪症状を認める職員の職場復帰 改正版)

 発熱や風邪症状の体調不良を認める場合は、従業員に対しては「かかりつけ医・最寄りの医療機関」もしくは「自治体が設置する新型コロナウイルス受診相談窓口等」に相談し、新型コロナウイルスの検査を受けるようにしてください。新型コロナウイルス感染症との診断に至らなかった場合(PCR 陰性、抗原検査陰性、医療機関を受診しなかった場合を含む)で自然経過により解熱・風邪症状が軽減した場合は日本産業衛生学会の隔離解除基準を参考に職場復帰の目安にしてください。

解熱後、風邪症状消失後の職場復帰の目安
次の1) および2) の両方の条件を満たすこと
1) 発症後に少なくとも8日が経過している
(8日が経過している:発症日を0日として8日間のこと)
2) 解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤を服用していない状態で、解熱後に少なくとも72時間が経過しており、咳・倦怠感・呼吸苦などの症状が改善傾向であること

(例) 発症後に8日が経過している
①発症日0日目 発熱あり
②発症後1日目 解熱、自覚症状なし
③発症後2日目 解熱、自覚症状なし
④発症後3日目 解熱、自覚症状なし
⑤発症後4日目 解熱、自覚症状なし
⑥発症後5日目 解熱、自覚症状なし
⑦発症後6日目 解熱、自覚症状なし
⑧発症後7日目 解熱、自覚症状なし
⑨発症後8日目 解熱、自覚症状なし
⑩発症後9日目 解熱、自覚症状なければ、出社可能(出社可能日)
※新型コロナウイルス感染者の中には、無症状感染者(感染を受けたにもかかわらず発熱も認めない無症状の感染者)の割合が多いことがわかってきました。たとえ1日で解熱したとしても、新型コロナウイルス感染症を完全に否定することは困難なので、上記の期間の自宅待機を行うことが望ましいです。

(例)解熱後、72時間が経過している
①発症日0日目 発熱あり 
②発症後1日目 発熱あり
③発症後2日目 発熱あり、咳、咽頭痛あり
④発症後3日目 解熱、咳、咽頭痛あり
⑤発症後4日目 解熱、咳、咽頭痛あり
⑥発症後5日目 発熱あり、咳、咽頭痛あり
⑦発症後6日目 発熱あり、咳あり
⑧発症後7日目 解熱、咳あり(解熱後0時間)
⑨発症後8日目 解熱、咳あり(解熱後24時間)
⑩発症後9日目 解熱、咳は改善傾向(解熱後48時間)
⑪発症後10日目 解熱、咳は改善傾向(解熱後72時間)
⑫発症後11日目 解熱、咳・倦怠感・呼吸苦などの症状が改善傾向であれば出社可能(出社可能日)
※発症後に少なくても8日が経過していること

参考資料
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」
https://www.mhlw.go.jp/content/000628620.pdf

日本産業衛生学会 新型コロナウイルス感染症情報
https://www.sanei.or.jp/?mode=view&cid=416

日本渡航医学会 新型コロナウイルス情報 ~個人と企業に求められる対策~
https://plaza.umin.ac.jp/jstah/index2.html

2021年02月05日